サクラの樹の下には議論が埋まっている

日本語ディベートについて書きます。他のことも書くかもしれません。

はじめに

1.ご挨拶ならびに前置き
はじめまして。この度こちらのブログを開設した者です。
ブログの運用としては一番上に書いてある通り、日本語ディベートについて書いていこうと思っている程度のイメージしかないです。なので、特に挨拶として書くほどの内容もないですが、ちょっと最初に書こうと思っている話題について前置きが必要かなと思い、こうして単独の記事を書いています。ご了承ください。

さて、私がこのブログで今回書くのは、YouTubeに上がっている日本語ディベート試合音声についての感想・講評記事です。
一応試合の背景を簡単に説明しておくと、今年オンライン上でのディベート大会として、「ONLINE Debate Championship」(以下、DCS)なるものが開催されており、なんとこの大会は練習試合の音声が一部YouTubeで公開されています。(編集作業等が忙しいのか、まだ2試合しかアップロードされていない様子ですが……)その試合音声を聞いた上で、「もし自分がジャッジだったらこう判断するな」とか、「こういう風に試合が展開していくこともできただろうな」などという試合講評めいたものを書いていこう、というのがこのブログにおける当面の目的となります。
本来私がブログを作るなら最初は新サクラ大戦の感想とかを書こうと思っていたのですが、発売から時間も経ち、今更感が出てきてしまったのでそちらはいったん保留しておきます。

2.記事の目的
とはいえ、DCSの練習試合音声も十分に旬が過ぎているのではないか、というご意見も勿論あるかと思います。実はこの大会、既に予選は終了しておりまして、あとは決勝トーナメントを残すのみなのです。なので、今更こうした記事を書いても、「選手に対するフィードバック」という意味ではやや意味が薄いかもしれないということは私も重々理解しています。
しかし、それでも今回私がこのような記事を書こうと考えたのには、大まかに分けて3つほど理由があります。

①企画が面白そうだった
正直一番大きなところです。私がDCSの試合音声公開プロジェクトを見た時の第一感想は、「この試合音声を使って色々な人が記事を書けばジャッジ間での判定の割れ方が分かって面白いんじゃないか」というものでした。実際には「試合の判定や感想戦がネット上で盛り上がる」という事態には至らなかったのですが、まぁ自分で書いてみてコメントなどをもらえればそれはそれで面白いか、ということで今回執筆してみることにしました。なので、フィードバックというよりはジャッジ間での議論の取り方のブレを見たい、という感じです。
(本当は私よりも先に、同様の考えを持っていた兄がTwitter上で「これ音声公開で色々な講評とか出ると面白いよな、と思いました。」と発言しており、責任を取って執筆するように説得したのですが、「就活とかゼミ論文とかで忙しいからお前が書いといて」という大変雑な返事をもらいました。PS2でいったいどんな就活をしているのか気になるところですが、記事自体は私も興味があるので執筆します。)

②色々な方の講評・感想の呼び水にしたいから
①と重なりますが、私(および兄)としてはあくまでこうした公開音声に対しては色んな方からの判定・講評が聞きたいなと思っています。とはいえ、皆さんお忙しい中で時間が取り辛いという事情も勿論あるかと思うので、まずは暇な自分が最初に書くか、という心持ちです。もしここで書いた記事が呼び水になって、他の方々も同様のものを書くような状況になればとても嬉しいので、これ以降の記事を読んでみてその気になった方はぜひお願いします。

③自分の判定・講評について精査したかったから
これは上記2つとはやや離れた内容になりますが、改めて自分の議論の取り方を書いてみることで、内容面の精査や実際の講評で触れるべきポイントの優先順位のチェックに役立てたいなとも思っています。特に優先順位については、私の講評がいつも長くなりがちなので、一度考えたことを全部書いてみて「講評でそぎ落とすべきところはどこか」という視点で読み直してみようかなと。ですから、「なんでこいつこんなに長々と書いてるんだ」と思われた場合はこういう事情によるものだと思ってください。

執筆理由としては大体こんなところです。自分の取り方を伝える、ということよりは色々な方の意見を聞く、という所を重視してますので、記事の内容について何かコメントがあれば是非私か兄に伝えていただけると嬉しいです!

3.最後に自己紹介
ここまで結構好き勝手に書いてきましたが、読んでいただいた方(特にDCSの選手の方)からすると「偉そうに試合の感想書くとか言ってるけどお前は何者だ」ということになると思います。そのため最後に軽く自己紹介です。
私はとある高校で資料型の日本語ディベートを始め、NADE主催の大会などにも出させていただいてました。大学入学以降も競技は続けておりますが、まだまだ勉強中の身ですので、こいつ訳わからんこと言ってるな、と思ったらぜひご指摘ください。(先述の通り自分の訓練のために書いてるようなところもあるので、色々と学ばせていただきたいと思います)
兄についても大体同じような経歴・活動状況です。それでは前置きが長くなりましたが、ここら辺で一度記事を切って、本題に入ろうと思います。もし飽きが来てなければそのまま読み進めてください。